2011年04月09日
NONNA 1916 e EXETER 1859
前回と同じ種類のエクセタースプーンが仲間に加わった。
1859年にエクセターで刻印されたものだ。
セットものがバラで市場に出ていたのだろうか、偶然にも※モノグラムが同じものだった。
こんな偶然があろうとは、嬉しい驚きだった。
さらにこのスプーンのモノグラムは稀と言われている3文字の組み合わせになっている。
※モノグラム(monogram):2つの文字を組み合わせた記号(稀に3文字もある)

このスプーンが作られれてから57年後の1916年に妻のおかあさんのおかあさん。
つまりノンナ(おばあちゃん)が誕生した。
ノンナが生まれた1916年とはどんな年だったのだろうか。
日本は大正5年。
ノンナが生まれた10月には明治製菓が創立した。
当時の社名は「東京菓子」だったようだ。
ミルクチョコレートが発売されたのが大正15年。ノンナが10歳のとき。
しかし高級菓子であったチョコレートを口にできたのは一部の富裕層のみだっただろう。
これはイタリアでも同じだ。
激動の時代を生き抜いてきたノンナ。
そんな彼女は強く逞しい女性だったに違いない。
ノンナは外国人であるPIPPOを快く受け入れてくれて、いつも優しかった。
PIPPOは、そんなノンナが大好きだった。
そのノンナは昨日、94歳で人生の幕を閉じた。
大震災から約一ヶ月後の4月8日に。
その顔は眠るように安らかだった。
1859年にエクセターで刻印されたものだ。
セットものがバラで市場に出ていたのだろうか、偶然にも※モノグラムが同じものだった。
こんな偶然があろうとは、嬉しい驚きだった。
さらにこのスプーンのモノグラムは稀と言われている3文字の組み合わせになっている。
※モノグラム(monogram):2つの文字を組み合わせた記号(稀に3文字もある)

このスプーンが作られれてから57年後の1916年に妻のおかあさんのおかあさん。
つまりノンナ(おばあちゃん)が誕生した。
ノンナが生まれた1916年とはどんな年だったのだろうか。
日本は大正5年。
ノンナが生まれた10月には明治製菓が創立した。
当時の社名は「東京菓子」だったようだ。
ミルクチョコレートが発売されたのが大正15年。ノンナが10歳のとき。
しかし高級菓子であったチョコレートを口にできたのは一部の富裕層のみだっただろう。
これはイタリアでも同じだ。
激動の時代を生き抜いてきたノンナ。
そんな彼女は強く逞しい女性だったに違いない。
ノンナは外国人であるPIPPOを快く受け入れてくれて、いつも優しかった。
PIPPOは、そんなノンナが大好きだった。
そのノンナは昨日、94歳で人生の幕を閉じた。
大震災から約一ヶ月後の4月8日に。
その顔は眠るように安らかだった。
Posted by pippo at 21:37│Comments(0)│アンティークシルバー
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