2011年02月05日

カンディンスキーと青騎士展 in 三菱一号館美術館

一度目に訪れたのは昨年の年末だった。
妻が懸賞で当てた招待券があったからだ。
二度目の今回も招待券だ。

この「三菱一号館美術館」は、三菱地所が運営する企業博物館だ。
建物は明治時代に建てられた旧三菱一号館で、丸の内で最初のオフィスビルだったようだ。

そんな歴史ある建物で絵画を鑑賞できることが嬉しい。

今月6日まで開催されているのが、カンディンスキーと青騎士展だ。

残念ながらPIPPOが知っているカンディンスキーの作品を観ることはできなかったが、彼の他の作品と青騎士メンバーの作品を鑑賞することができた。

これらの作品はレンバッハハウス美術館所蔵のもので、かつてカンディンスキーのパートナーだったミュンターが80歳のときにこの屋敷に作品を寄贈したのだそうだ。

時代に翻弄された2人の出会いと別れ。
それらのストーリーも織り交ぜながら作品が展示されている。

なかでも印象に残ったのはカンディンスキーの≪花嫁≫1903年で、この絵には透明感があり、そこに儚さを感じた。

青騎士メンバーの一人であるマッケの作品≪帽子店≫1913年には、ある婦人が描かれているが、その婦人の服の群青色と帽子の陳列台の深い赤が力強く、何か強いメッセージを感じずにはいられなかった。

L字型の建物の中庭にはキラキラと光りのイルミネーションが輝き、中庭に面する廊下を歩いているうちに、しだいに東京のど真ん中にいることを忘れてしまうほどに心が何処か遠い世界にスリップしたような、そんな感覚をおぼえた。

カンディンスキーと青騎士展 in 三菱一号館美術館


こうして順路に従ってすべての作品を鑑賞し終え、辿り着いたのが美術館のショップだった。
ここにはカンディンスキーに関するグッズや三菱一号館美術館のグッズが並び、見ているだけでも楽しい。

しかし、このあと神田・BRiOでイタリア語のレッスンがあるので、あまり時間がない。
実は今回は妻も一緒だったので、このショップで足止めをくらうことはわかっていたのだが、やはりそういう展開になった。
なかなかショップを出ようとしない妻を促しながら、ようやく買い物を済ませてBRiOに向かうことができたのは、レッスン開始の15分前だった・・・

※ 青騎士メンバー
 ・ヴァシリー・カンディンスキー
 ・ガブリエーレ・ミュンター
 ・フランツ・フォン・レンバッハ
 ・フランツ・フォン・シュトゥック
 ・フランツ・マルク
 ・アウグスト・マッケ
 ・アレクセイ・ヤウレンスキー
 ・パウル・クレー
 ・マリアンネ・フォン・ヴェレフキン


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Posted by pippo at 16:10│Comments(0)アート・芸術
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