2010年11月14日
コルツェッティ Vol.3
今回の図柄は「ROSONE」(ロゾーネ)。
このロゾーネは、教会の祭壇の上にある丸い装飾窓が模られていることからその名がつけられているようだ。

「I CROXETTI」(イ・クロセッティ)
店の看板には こう書いてあった。
一般的には「I CORZETTI」(イ・コルツェッティ)だが、呼び方はいろいろあるようだ。
そう、その昔この道具を使ってつくられるパスタは特別なものだった。
結婚式の披露宴では、家紋入りのパスタが客に振舞われていたという。
この家紋入りのパスタこそ、この道具を使って作られたものなのだ。
「イ・クロセッティ」という名前は「クロス=十字架」からきていて、とても神聖なものであり、そのため結婚式のときに使用されていたのだろう。
なるほど!ここまできて、ようやく「ROSONE」が模られている理由がわかったような気がする。
現在では、クロセッティを振舞うことも少なくなり、限られたレストランでしか食すことができなくなったという。
こうして道具をつくる職人さんの数も減少し、現在では2人しか残っていない。
年内にはお1人引退するという話をきいている。
こうした伝統が消えていくことは悲しいことだが、
これが時代の流れというものなのだろう。
イタリアにいるころには、当たり前のように存在していた道具たち。
今では探すことも困難になってしまった道具たち。
PIPPOは妻に感謝している。
彼女が何年もかけて、この道具を探し求めてくれたおかげで、
その存在に改めて気づくことができたのだから。
このロゾーネは、教会の祭壇の上にある丸い装飾窓が模られていることからその名がつけられているようだ。

「I CROXETTI」(イ・クロセッティ)
店の看板には こう書いてあった。
一般的には「I CORZETTI」(イ・コルツェッティ)だが、呼び方はいろいろあるようだ。
そう、その昔この道具を使ってつくられるパスタは特別なものだった。
結婚式の披露宴では、家紋入りのパスタが客に振舞われていたという。
この家紋入りのパスタこそ、この道具を使って作られたものなのだ。
「イ・クロセッティ」という名前は「クロス=十字架」からきていて、とても神聖なものであり、そのため結婚式のときに使用されていたのだろう。
なるほど!ここまできて、ようやく「ROSONE」が模られている理由がわかったような気がする。
現在では、クロセッティを振舞うことも少なくなり、限られたレストランでしか食すことができなくなったという。
こうして道具をつくる職人さんの数も減少し、現在では2人しか残っていない。
年内にはお1人引退するという話をきいている。
こうした伝統が消えていくことは悲しいことだが、
これが時代の流れというものなのだろう。
イタリアにいるころには、当たり前のように存在していた道具たち。
今では探すことも困難になってしまった道具たち。
PIPPOは妻に感謝している。
彼女が何年もかけて、この道具を探し求めてくれたおかげで、
その存在に改めて気づくことができたのだから。
Posted by pippo at 21:36│Comments(0)│CORZETTI
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