2010年11月05日
「縁」 イタリア
「縁」イタリア
お父さんを日本に残し、母と娘が訪れた国がイタリアだった。
当時はまだ、辞書を片手に街を散策していたようで、買い物をするのも容易ではなかったようだ。
ローマで立寄った一軒の銀食器店には所狭しと銀の装飾品が並んでいたそうで、この店でも「これは葡萄用のはさみでこれがワインの栓抜き・・・」などと辞書を指さしながら店員たちと盛り上がったそうだ。
そうこうして何とか購入したのが、このケーキサーバ。
よく見れば繊細な彫りを施してあり、柄の部分も洒落ている。
イタリアのスタンダードシルバーの純度は800/1000。
ローマで購入したがメーカーのマークから製造元はフィレンツェのようだ。

このときは、PIPPOはまだ妻と出会っていなかった。
妻にとっての拠点は北イタリアであり、
フィレンツェは電車移動の通過地点に過ぎなかったのだ。
妻が通過している頃、PIPPOはそこで日常を送っていたのだ。
なんだか不思議な感じがする。
それから5年後、縁あって知り合うきっかけを得た。
さらに一年後、母と娘はPIPPO宅にいた。
一緒にクリスマスを祝うためだ。
さらに一年後、父と母と娘はPIPPO宅にいた。
そう。結婚式のために。
「縁」とは不思議なものだ。
知らない者同士が一緒になって、家族になるのだから。
銀のケーキサーバを今でも大切に使っている。
これを見るたびに妻の話を思い出すのだ。
もしかしたら、この銀のケーキサーバがPIPPOたちの赤い糸だったのかもしれない!と。
お父さんを日本に残し、母と娘が訪れた国がイタリアだった。
当時はまだ、辞書を片手に街を散策していたようで、買い物をするのも容易ではなかったようだ。
ローマで立寄った一軒の銀食器店には所狭しと銀の装飾品が並んでいたそうで、この店でも「これは葡萄用のはさみでこれがワインの栓抜き・・・」などと辞書を指さしながら店員たちと盛り上がったそうだ。
そうこうして何とか購入したのが、このケーキサーバ。
よく見れば繊細な彫りを施してあり、柄の部分も洒落ている。
イタリアのスタンダードシルバーの純度は800/1000。
ローマで購入したがメーカーのマークから製造元はフィレンツェのようだ。

このときは、PIPPOはまだ妻と出会っていなかった。
妻にとっての拠点は北イタリアであり、
フィレンツェは電車移動の通過地点に過ぎなかったのだ。
妻が通過している頃、PIPPOはそこで日常を送っていたのだ。
なんだか不思議な感じがする。
それから5年後、縁あって知り合うきっかけを得た。
さらに一年後、母と娘はPIPPO宅にいた。
一緒にクリスマスを祝うためだ。
さらに一年後、父と母と娘はPIPPO宅にいた。
そう。結婚式のために。
「縁」とは不思議なものだ。
知らない者同士が一緒になって、家族になるのだから。
銀のケーキサーバを今でも大切に使っている。
これを見るたびに妻の話を思い出すのだ。
もしかしたら、この銀のケーキサーバがPIPPOたちの赤い糸だったのかもしれない!と。
Posted by pippo at 23:38│Comments(0)│その他
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
コメントフォーム