Diario di PIPPO　～ピッポの日記～

子供のころ、家族でフランスに住む叔父のところに遊びにいったことがある。
フランスといってもだいぶ田舎で、パリに出るには車で数時間かかる。
PIPPOと姉のLauraはノートルダムに行ってみたかったのだが、叔父夫婦や従兄弟たちの意見に従い、エッフェル塔や凱旋門をみただけだった。

今回の旅行で唯一の楽しみでもあった食事だが、案の定レストランを好まない父は、叔父の家に戻ってから自分で料理をはじめる始末。

PIPPO的にはフランス料理に興味があったが、滞在中は結局父の料理を食べて過ごすことになったのだ。

せっかくフランスに来ているのに、ノートルダムも見ず、レストランにも入らず終い。
何時間もかけてパリに行ったのに、ほとんどとんぼ返りだった。

こうしてPIPPOの短いフランスの旅は終わった。
思い出といえば、移動時間の長さに疲れたことぐらいか・・・

あれ以来、フランスには行っていない。
イタリアに帰省するときにトランジットでドゴール空港に立ち寄るぐらいだ。

今度、時間があるときにゆっくりパリの街を散策してみたい。