2011年11月13日

コルツェッティ Vol.17

今回は2本目の白樫コルツェッティの紹介♪ 



樫の木はイタリアにもたくさんある。樹皮は黒く、樹皮を剥くと真っ白な木肌が出てくる。この白い木肌の部分を称して「白樫」と呼んでいるが、見た目は白樺のようには白くはなく、黒っぽい木なのだ。どんぐりの実をつけることでも知られている。

今年もあと1カ月余りでクリスマスがやってくる。そこで、今回はクリスマスに因んだ樫の木の話をひとつ紹介しよう!

クリスマスツリーはドイツの樫の木が始まりだと云う。その昔、ヨーロッパ大陸は原始の森で覆われ、 樫の木が多く生えていたそうだ。それらの樫の木はどれも大木だったようで、フランスのソンム川流域の泥炭地からは直径4mもある樫の幹が発見されたそうだ。
当時、ヨーロッパあたりに住んでいた殆どの民族が樫の木の森で暮らしていたとされている。彼らは樫の薪を使って火を起こし、樫で家をつくり、漁や移動に使ったとされるカヌーをつくった。また、樫の実は食糧にもされ、家畜の飼料としても利用されていたという。こうして樫の森を聖なるものとして崇拝し、大切にして来たのだ。
古代ゲルマン宗教では、聖なる森への崇拝が重大な意味を持ち、その最たる木が樫だったようだ。 またキリスト教では、聖なる森への崇拝、 樫への崇拝にキリスト教色を加えようとしていたようだ。

そして、いよいよクリスマスツリーのお話だ。

八世紀頃、ドイツのヘッセンあたりに一本の聖なる樫の木があったそうだ。その樫の木は、「ユーピテル」(ローマ神話の主神で雷を司る神とされていた)と呼ばれていたという。
ある時、この木に生贄が吊るされているのを知った宣教師、聖ボニファティウス(=ウィンフリート:教皇グレゴリウス2世にゲルマニアへのキリスト教伝道と教会整備を任命された)が、その残虐な行為を戒めて樫の木を切り倒すと、切り株からモミの若木が現れたという。この樫の木の伐採をとおしてゲルマニアのキリスト教化が始まったとされている。その後、ドイツの人たちはモミの木を神聖な木とするようになり、クリスマスツリーとして使われるようになっていったと云われている。

コルツェッティに使われている木はすべて古木であり、もしかしたら、この樫の木にも何かエピソードがあるのかもしれないと思いを馳せるPIPPOであった。


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Posted by pippo at 21:28│Comments(0)CORZETTI
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