Diario di PIPPO　～ピッポの日記～

今日は終日フリーだ。
さぁ、何をしようか！
おかあさんと妻とPIPPOの珍道中のはじまりだ。

最初に向かったのはイーオンだ。
まずはカルディコーヒーファームでワイン２本とクラッカー、そしてプルーンを購入。
ちゅら島という沖縄の物産店では黒糖が入った生姜の粉を購入。
店内にある蕎麦屋で昼食を済ませてから、つくば方面へ向かった。

今度、料理教室を開催する筑波ガスの前を通り、セレクト山新へ。
ここでは先日登場した古いスツールの足につけるフェルトを買う予定で来たのだが、なぜかマッサージチェアーにまっしぐらの妻とおかあさんの姿が・・・
仕方がないので、一人で店内を見て歩くことにした。
店をひとまわりしたところで、チェアーのところに戻ったが、まだ座っている。
いったい、いつまで座っているのだろうか・・・

するとマッサージチェアーのスイッチが切れ、ようやく立ちあがったと思いきや、
今度は隣のマッサージチェアーに移ろうとしているではないか！
・・・諦めたPIPPOは、店をもうひとまわりすることにしたのであった・・・

マッサージチェアーに満足したのか、ようやく立ちあがって歩きだしたのはよいが、何を買いに来たのか忘れている様子だ。
PIPPOが思わず「あれ？スツールのは？」と声をかけると、
「あっ、そうか！」と、やはり妻の記憶はすっかり飛んでしまっていたようだ。
困ったな・・・

無事にフェルトを買い、いよいよ帰ろうかと思っていると、おかあさんが手招きしているではないか。
何かと思えば、洗面台の屑入れの底が抜けたので新調するのだとういう。
この屑入れはフィレンツェで買ったもので彼是10年以上も使っているものだが、とうとう底が抜けたのか。
ということで、屑入れとタオルを買って山新をあとにした。

途中、喉が渇いたので”とむとむ”に行くことにした。
ここで喉をうるおし、まったりとした時間を過ごしていると、おかあさんが話はじめた。
「わたし、おとうさんと付き合っているころにカフェなんて連れていってもらったことなんて一度もないのよ。今も連れて行ってくれないけどね（笑）」
この話を聞いたPIPPOと妻は、あんぐりと口をあけたまま顔を見合わせて、
「じゃぁ、どこでデートしていたの？」と聞いてみることにした。
すると、「映画だけ見ておわり。食事も一緒にしたことがないのよ」とおかあさん。
「・・・」
さらにおかあさんが笑いながら続けた。
「だって、電車の中で知り合って、電車の中でデートしているようなものだったから」
「・・・」
PIPPOと妻は、さらにあんぐりを口をあけたまま返す言葉をさがしている間に時間が過ぎ、店を出ることにした。

さぁ、もう夕刻だし家に帰ろうと車を走らせていると、妻がＵターンを要求。
どうしたのかと聞くと、Pont-neuf（ポンヌフ）が営業しているから寄っていくのだという。
ここの雑貨屋さんは土日は営業していないため、なかなかタイミングが合わずお店に入ったのは今回が初めて。

さぁ、どんなものが置いてあるのだろう！
ワクワクしながら店内へ。
小さめの店内には所狭しと様々な雑貨が置かれ、楽しい。
その中で見つけたのがカッティングボードだ。
テーブルの上でチーズやパンをカットするのに丁度よい大きさが気に入って購入。
”MADE IN VERMONT”とあるので、アメリカのバーモントからやってきたモノだろう。
またタイミングが合えば立ち寄ろうと思う。

ズッコケ3人組の楽しい時間はあっという間に過ぎた。
こうして家族と一緒に過ごす時間がPIPPOにとって充電になるのだ。